2011年1月22日土曜日

OLWS #6-a マウスよ何処へ? CLICLICK 篇


Quartz Composer を使っていると、マウスポインターを見失うことが良くあります。

考えられる要因は3つ
1) フルスクリーンにするとき、サブディスプレイに移動している
2) フルスクリーンにするとき、マウスポンターが非表示になる
3) マウスポジションに反応するコンポジションを使っている

マウスポインターが非表示のまま、ぐるぐるまわしても見つかりません。
表示するには、フルスクリーンを解除するか、適当なところをクリックする必要があります。

フルスクリーン表示を維持したまま、マウスカーソルを簡単に見つけたい。
そんな時はこの方法を試してください。

ちょっと長いので2回に分けて説明します。

前半:CLICLICK をインストール


CLICLICK
名前の通り、コマンドライン(Terminal.app など) からマウスクリックができるソフトです。
Version 1.3.1 を元に説明します。

dmg ファイルをダウンロードして、開きます。

cliclick がプログラム本体です。どこにインストールしても使えますが、
この後 AppleScript から呼び出すので、インストールする場所を統一します。

/usr/bin

にコピーしてください。
(これでわかる方はこの後の説明を飛ばしても大丈夫です。
/usr/local/bin など、他の場所に入れたい場合は、AppleScript の該当部分を書き換えてください。)
この場所にファイルをコピーするには管理者権限が必要です。


まずはFinder を開きます。メニューバーから

移動 > フォルダへ移動...
を実行します。

フォルダの場所として、
/usr/bin
と入力します。


開いたウインドウに、cliclick をドラッグ&ドロップします。

認証を求められるので、ログインパスワードを入力します。
これでインストール完了です。
このソフト自体の使いかたを知りたい場合は、付属の説明書か、コマンドラインから

$ cliclick -h

で調べてください。(ダブルクリックやコントロールクリックなどもできます。)

AppleScript (前回参照) から使う場合は、do shell script コマンドを使います。

------ここから------
do shell script "/usr/bin/cliclick 20 10"
------ここまで------

これで、AppleScript からマウスクリックをすることができます。

実はSystem Events にも、「click at {x, y}」というコマンドがあるのですが、
クリックイベントが出るだけで、マウスカーソルは移動しません。
そのため CLICLICK を使用しました。


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