2010年1月31日日曜日

QCWS #5 イベント報告-1

ワークショップ #5 にお越し下さった皆様

当日配布したメガネはまだお持ちでしょうか?
貰ってもしょうがない?と思っている方は、
YouTube で "yt3D" をキーに検索してください。

YouTube では現在、yt3d:enable=true というオプションを記入すると、
ステレオカメラでとった画像を、アナグリフ(赤青)方式をはじめ、各種 3D方式に対応した 動画に変換する機能があります。

ワークショップの中で撮影した動画も、この方法でアップする予定です。


2010年1月29日金曜日

VJWS #19 イベント報告

2010年1月27日(水)
アップルストア渋谷1F

4年目を迎える「Mac ではじめるVJ ワークショップ」#19。

今回はおなじみVJ You さんをゲストに、NAMM ショーレポートから始りました。



スペシャルゲストとして、なんと オランダから VJ ソフト Resolume の開発者、バートさんが来てくれました。


リリース前の Ver 3.2 を使ってデモ!


ワークショップ本編では、ArKaos GrandVJ とMIDI コントローラのデモ。
プリセットされているコントローラはUSB で接続するだけで認識されます。
自分で設定が必要なモノでも、機能の割当は一昔前よりも、遥かに簡単になっています。


今回用意したコントローラは
AKAI APC40、novation LANCHPAD、novation NOCTURN

APC40 は、パッドの色(LED)の状態で、パッドに映像が割当られているかどうか、
その映像を現在画面に表示しているかどうかがわかるようになっています。

最近のVJソフトのトレンドはQuartz Composer 対応!
Quartz Composer を他のムービーやFlash と同様に読み込んだり、フィルタとして使用できます。

ますます活用シーンが広がる Quartz Composer、いよいよ明日は銀座でワークショップ#5 を開催します。
アバターに対抗して3D 上映をするので、ぜひ、赤青メガネを持参してください!!


(もちろん、会場に用意しております。)

QCWS #5 - イベント告知

2010年1月30日(土)
アップルストア銀座3F
17:00-18:00

「Quartz Composer ワークショップ #5 エンジルチカラ2篇」

Quartz Composer User Group による、無料ソフト「Quartz Composer」をトークとパフォーマンスで探求するワークショップです。
第5弾は昨年、圧倒的な演技で魅了した「エンジルチカラ」のパート2です。
舞台女優・イラストレータと独自の世界を演出している 白山からん と共に、Quartz Composer で生み出される、インタラクティブな映像をご覧頂きます。
アーティストと Quartz Composer の新しい関係をお楽しみ下さい。
Quartz Composer をまだお使いでない方でも楽しめる内容です。

2010年1月25日月曜日

デザイナー × DJGJ チーム

先日、第5回ワークショップの準備のため、アップルストア銀座にて実地テストを行いました。
その日のストアでは、アップルファンなら知らない人は居ない、
インダストリアルデザイナー「川崎和男」氏のセミナーが行われていました。

講演後も多くの人が挨拶・名刺交換をされており、私たちはその後ろでテストを行っていたのですが、、、

私たちの次回デモの内容や、「仕事無関係の集団」である私たちの活動自体に
川崎氏も興味を持って頂き、記念撮影に応じて貰えました。



ワークショップ当日はこんな感じです、、、


未来キテマスカ?

VJWS #19 - イベント告知 - 終了

2010年1月27日(水)
アップルストア渋谷1F
20:00-21:00

「Mac で始める VJワークショップ #19」

奇数月恒例の "Macで始めるVJワークショップ第19弾"
今回のテーマは「最新コントローラーでVJにチャレンジ!」と題して、Akai APC40や Notation LaunchPad など話題のコントローラーをつかったVJや映像出力テクニックなど紹介します。パフォーマンスVJの方必見です。


「VJ トピック」にはNAMM ショーレポートを予定しています。

OLWS #1 ミノルくんが3D

Quartz Composer ワークショップ Online #1
ツナガル・ツナガレOnline vol.1

アバター3D、ご覧になりましたか?
3D ブームは確実にやってきていますが、この製品をご存知でしょうか?



MINORU 3D (→メーカー →代理店

立体視の映像を作るには、人間の目と同様の間隔で、2つの視点から撮影します。
MINORU 3D は、USB のWeb カメラが2つ、くっついた製品です。
英国生まれのキュートなデザインが特徴です。
(MINORU は現実の「実」だそうです。)

この製品は Windows 専用ですが、2つの映像を併置(平行法、交差法)したり、
アナグリフ(赤青)映像に合成した状態で、そのままビデオチャットや Youtube にダイレクトアップロードすることができます。

構造的にはUSB ハブに、UVC (USB Video Class) のカメラモジュールが2つ付いているだけなので、
専用ドライバがなくても、映像を直接使うだけなら Mac で使えるはず、、、

と、手を出したのですが、、、、

ダメでした。。


Quartz Composer では、「Video Input」というPatch で、簡単に内蔵 iSight や Web カメラなどの映像を取得することができます。
Source 選択まではできるのですが、、、有効にできるのは片方だけ、、、




現在のQuickTime のUVC ドライバは、同じUSB バス上の2つのカメラを同時に使用する事ができないのだそうです。


いつの日か、Apple 純正ドライバがアップデートされることを、
またはメーカーが Mac に対応することを、
または有志のドライバが登場することを、
待つしか無いようです。

それまでは Bootcamp で、、、




こうすれば Mac で使えるよ!という情報をお持ちの方は、ご連絡ください。

2010年1月24日日曜日

QCWS #4 イベント報告

2009年10月31日 (土) アップルストア銀座3F

Quartz Composer ワークショップ #4 「ツナガル・ツナガレ篇」

昨年10月に開催されたワークショップ #4 のレポートです。
掲載が随分と遅くなりました。

今回は奥平と、ワークショップ第1回目では、普通のお客さんだった横堀。
本人曰く、「ミイラがミイラ取りになった」とのこと。
じゃんじゃん取りましょう。ミイラ。

9月に SnowLeopard が発売され、QCもVer. 4 になりました。
まずは新機能の紹介、、、
一番は「画面デザインが変わった」ことですね!!(それでいいのか?)




Quartz Composer に様々な外部機器を接続する、という趣旨で
MIDI キーボードの接続を紹介。
詳しい内容はOnline ワークショップで解説していきたいと思います。


副題をザ・かえるパーティと題したこの回は、パペット電子楽器「ケロミン」が登場!
ケロミンは口の開き具合で演奏できる、電子楽器です。
なんと、MIDI 出力が付いているのです!!





ケロミンの演奏は、この日のために岐阜から来てくれた、IAMAS の才媛、ミズノさん。




実は予定していた演奏者が急遽来られなくなったため、開始直前に頼んだピンチヒッターでした。
未経験者にいきなりステージで演奏させるという酷い話でしたが、、、なんとかこなしてくれました。

まともな演奏をできる人が居ないので、かわりに、3D オーディオプレイヤーパッチのピッチシフト機能と、50音の音声ファイル集「Mac 音ナナ」を使用した、歌うコンポジション「Mac 音ストーン」。


音階はMIDIで演奏するモードと、先に打ち込んでおくモードがあります。
こいつをケロミンで操作すると、、、、
ボタンを押しているだけなのに、なんだかスゴい事をしているように見える!!

* * *

皆さんもケロミンを演奏しませんか?
実は、発売元のトゥロッシュさんの協力も得て、当日、会場には複数のケロミンをお借りすることが出来たのですが、、、
会場の皆さんで演奏するには数が足りません。
そこで、、、

画面のケロミンをみんなで演奏しましょう!



各自のiPhone/iPod Touch から、指定のアドレスにSafari でアクセスすると、
謎のボタン登場!


仕組みはWeb サーバーのAjax + CGI(Ruby) で、ボタンのON/OFF を受け、OSC(Open Sound Control) に変換してQC に送信、というものでした。
要するに、手元のボタンを押すと、画面上の対応したケロミンが「ゲコッ」ってするデモでした、、、が、

、、、サーバーにしていた MacBook Air 、一瞬で陥落。
負荷テストが足りなかったようで、、、
もう少し勉強して出直します。


最後は、メールによる画像転送。


携帯電話やiPhone などから、指定アドレスにメールで写真を送ると、QC で画面に表示されるというデモ。
サーバーサイドの処理は一切無く、Mac 1台で全て動いています。
Mail.app の「ルール」と、AppleScript を使用し、自動でメールを読みにいき、
添付ファイルを特定場所に保存します。QC は指定フォルダの画像を表示をするだけ。
QC 以外は全てインストール済の標準ソフトでこんなことができます。


* * *

ツナガル・ツナガレ篇はQC を通してみんながツナガル!
をテーマにしていましたが、、

結局「ツ、、ツナガレ〜〜」な感じでした。
しかし、DJGJ チームは失敗を恐れません。


OLWS #0 Quartz Composer ワークショップ Online

アップルストア銀座にて行っている Quartz Composer ワークショップ (QCWS) は、
「デモ」の意味合いが強く、時間の都合もあり、詳しい説明ができていません。

そこで、「Quartz Composer ワークショップ Online 」として、
当サイトにコーナーを設けることにします。

パッチ紹介、コンポジション紹介、イベント紹介、ビデオ講座、
ネタはいろいろ考えられますが、当面は「#4 ツナガル・ツナガレ篇」のオンライン版で、
QC と共に使える製品とその活用方法などを紹介していきたいと思います。

もちろん、こんなテーマを!
といったご要望ありましたら、メールやブログのコメントにて御願いします。

  
それでは、第1回をどうぞ。
  

2010年1月3日日曜日

Project: あのテーブル「Reactable をつくってみた。」

「Björk(ビョーク)が使ってたあのテーブル(動画)」こと、Reactable が欲しい!
ネット上には作り方もあるし、Quartz Composer のプラグインもある、
意外と簡単そう、、、??

そんな感じで始ったこのプロジェクト、2009年を通して、いろいろと頭を悩ませることに。
お陰さまで4回も公開する機会を頂きました。
これまでの道のりを公開します。



・2009.4.19:「Quartz Composer Workshop #2」:(AppleStore 銀座)


カメラ:Logicool Qcam Pro for Notebooks (USB)
PC:[Reactivision] MacBook Pro (OSX 10.4)/[Quartz Composer] MacBook Pro
インスタレーション内容:マーカーの位置に光の球を出す。




初公開。 制作→位置合わせ→できた!?



・2009.8.21-24:東京工芸大学 芸術学部 グループ展「自己満」展:(青山 H.A.C. Gallery)


カメラ:Apple iSight (FireWire)
PC:MacBook (OSX 10.5)(1台で動作)

インスタレーション内容:Reactivision のマーカー認識ができなかったため、Community Core Vision を使った「Flower」(QCWS#3 参照)に変更。手や名刺をかざすと花が舞う。



テーブルデザイナー服部さんのグループ展
前回使用したQcam が、OSのバージョンアップにより使えなくなってしまい、カメラを変更。
オートフォーカスが定まらず、常にジコジコ言っている状態で、マーカー認識はできず。
名刺に映った絵が奇麗だったことから、今後はスクリーンとしてトレーシングペーパーを挟む事に。




・2009.10.24-25:「ニコニコ技術文化祭」:(東京工業大学)


カメラ:SONY PS3EYE (USB)
PC:[Reactivision] MacBook Pro (OSX 10.5)/[Quartz Composer] MacBook Air (OSX 10.6)
インスタレーション内容:Mac 音ナナを、移動、拡大/縮小。
            Reason と連携してボリュームコントロール、パンニング

設置直後


講堂でミニワークショップ



ゲストアーティスト

ゲスト解説者



「ベストを尽くした」展示。

ニコニコ動画に動画をアップしていないのに、なぜかニコ技に参加。
「暗い部屋」で申請した結果、教室1つ丸ごと、1グループだけで使える事に。

プロジェクタのセッティングを工夫して、可能な限り画面を引き延ばした。

Reactivision のキャリブレーションツールの使い方がようやくわかり、キチンとマーカーに追従するように。
説明書はちゃんと読みましょう、、、。



・2009.12.1-4:「Oak Valley 2009(株式会社ゴングインターナショナル内覧会)」:(渋谷 Gallery LE DECO)


カメラ:SONY PS3EYE (USB)
PC:MacBook (OSX 10.5)、MacBook Air (OSX 10.6) (1台で動作)
インスタレーション内容:基本的にはニコ技と同じ。レースでちょっとお洒落に。
            マーカー付きのグラスを置くと、コースターが出る演出も。


ゲストコケロミン(試作機)

レース!レース!

収納方法を改良して、Today(軽自動車)でも運搬可能に。



カメラ固定金具を作成。移動、組み立てを容易にする治具を作成。テーブルのスクリーン部分に黒縁をつけ、投影画像にも丸いマスクを施した。
全体的に完成度を上げた、、、つもり。
Quartz Composer が急遽10.5 版に変更になり、いろいろ大変でした。

不具合もありましたが、業界関係者(何業界?)にアピールできました。




今後の予定、、、



現在 Reactivision のマルチタッチ機能を有効にすべく、改良中。
再度、一般公開できる機会を探しております。
展示できそうなイベント、お店等ありましたら、ご連絡ください。
(qcws@djgj.jp)