2011年6月6日月曜日

Quartz Composer でデスクトップフィギュア

今回はQuartz Composer を使った3D モデルの表示と、デスクトップ上に直接表示する方法を紹介します。



こんな感じです。
画面の時計を見て気づいた人は居るでしょうか?
これはDashboard のWidget です。

Dashboard とは、10.4 (Tiger) の頃からある機能で、10.6 (SnowLeopard) の現在はF4 キー、またはDock にあるスピードメーターのようなアイコンで起動します。

通常は、デスクトップとは別の画面で表示される、小プログラムの実行環境です。
各プログラムはWidget (ウィジェット) と呼ばれ、HTML, CSS, JavaScript といったWeb の技術で作成されています。

すこし特殊な方法ですが、Widget をDesktop に表示する事もできます。
方法はこちらを参考にして下さい。
(開発者モードを有効にする〜のあたり この記事の書かれた当時はDashboard の呼び出しが F12 でしたが、現在のデフォルトはF4 です。)

ここまでで、デスクトップに Dashboard のWidget を表示できるようになりました。

Widget は、「Dashcode」というソフト(Quartz Composer と同じ場所にあるはず)で作成します。(Web ページと同様、テキストエディタだけでも作成できます。)


ネット上を探すと、苦労して Quartz Composer を表示している解説もあるのですが、最近のDashcode では、Quartz Composer のコンポジションを表示するテンプレートが用意されているので、とても簡単です。


これを無編集で保存するだけで、QC のコンポジションを Dashboard に表示することが可能です。

Quartz Composer テンプレートの実行


あとは、コンポジション自体を編集するか、自分で作ったコンポジションに差し替えます。
(QC は Collada 形式 (.dae) の3D モデルを表示出来ます。画像の初音ミクはこちらのモデルをGoogle Sketchup で .dae に変換しました。)


さて、もうすぐ行われる WWDC 2011 にて、10.7 (Lion) の詳細が発表されると思いますが、Dashboard 環境はどうなるのでしょうか?
iOS 風のインターフェースと相性が悪そうなので、なくなったりしないかと心配してます。(逆に、iOS 5 にDashboard が取り入れられるというも、、、)

そんなこんなで、ちょっと中途半端な完成度の記事になってしまいました。Lion でもDashboard/Dashcode が健在であれば、もう少し詳細な解説をしたいと思います。

もし iOS にDashboard が取り入れられても、Quartz Composer が取り入れられない事には、このネタは使えませんので、悪しからず。


モデルデータの再配布条件がわからないので、とりあえずDL は無しにします。コメント等あれば検討します。
追記: Lion にもダッシュボード環境はあるみたいですね。
ミッションコントロールと融合しているというか、隅に追いやられているというか、、、
iOS 5 にダッシュボード機能はない模様。

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