ツナガル・ツナガレ2篇:「みんなでカスタネット」
Arduino を使ったハードウェアのデモとして「有線式カスタネット」を作成しました。
客席のカスタネット(番号が振られている)を叩くと、スクリーン上で対応する数字が反応します。30回叩くと、花火のような爆発効果!
システムの制作は Make Tokyo Meeting などに Arduino を使った工作物を出展している TETRASTYLE が担当しました。
Arduino は当サイトでも紹介していますが、ソフトウェア感覚で簡単に使える、イタリア発のマイコンボードです。スイッチやセンサーなどを簡単にMac に接続できます。
おもちゃのカスタネットをスイッチに加工した(接点とケーブルをつけた)ものを30 個用意しました。
アップルストア3F の客席に配置するために、総延長150m 超の長ーい配線になりました。
Arduino とQuartz Composer の接続は、Ethernet Shield を使用し、OSC で飛ばしました。
(Arduino で OSC を扱うライブラリはrecotana 様 作成の物を使用しました。)
30 個のスイッチを読み取るには、PC 用のキーボードなどで使われているマトリックス・スキャン方式を検討しましたが、楽器としてのレスポンス、同時性にこだわり、3 台のArduino を使用しました。
3 台のArduino からそれぞれOSC を飛ばしても良いのですが、ネットワーク上でパケットが衝突することも懸念されるため、Arduino 同士はシリアルで接続し、親機から3 台分(30 個分)のスイッチON/OFF 情報を一括して送りました。
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