国内、最大級の野外フェスイベント『メタモルフォーゼ』が
9/4 に開催されます。しかも、10周年です。
DJGJスタッフも、
LUNAR STAGE で20:30から QuartzComposerを使って、VJで参戦します。
http://www.metamo.info/
2010年9月4日 (土) 開場 16:30 / 開演 18:00
自転車の国 サイクルスポーツセンター
静岡県伊豆市大野1826番地
2010年8月26日木曜日
2010年8月14日土曜日
コケロミン 誕生! - イベント紹介
ツナガル・ツナガレ篇(2009.10)で繋げたカエルパペット型電子楽器「ケロミン」のコドモ版、「コケロミン」が誕生しました。
口の開きで音階をカエル電子楽器の特徴はそのままに、サイズと値段が小型化しました。
コケロミンは電子音の他に、「ター」「ケロ子」「ケロ親」「コケー」「ニャー」「ヘロ」という
「ケロケロ・ボイスコンテスト」で一般公募したサンプリング音が収録されているのですが、この中にはなんと!
QCWS でお馴染み白山からんさんの声が採用されています!
それでは、一曲
ケロミン & コケロミン よろしくお願いします!
☆コケロミン・イベント情報☆
「ちゃぶ台音楽・ケロミン&コケロミン編」
2010年8月15日(日) 13:00~17:00
Artist Space 千石空房 http://sengokukubo.com/
2010年8月9日月曜日
OLWS #4-a 繋がりは OSC。
ツナガル・ツナガレ2篇のフォローアップとして、Quartz Composer でOSC (Open Sound Control) を利用する方法を解説します。
OSC を使うと、ネットワークを介して値のやりとりができます。
OSC について詳しく知りたい場合は、オフィシャルサイトの仕様書を読んでください。
OSC を扱うために、最低限必要なスキルは「TCP/IP のネットワークが組める」ことです。つまり IP アドレスを手動で割り当てたり、http://127.0.0.1:8080/ が、どこに繋がるのか説明できる、といったことです。
Quartz Composer でOSC を扱うには?
まずは新規作成で、空のコンポジションを2つ用意します。
それぞれを「Sender (送り手)」、「Receiver (受け手)」とします。
1) Sender 側にはOSC Sender パッチ、Receiver 側にOSC Receiver パッチを配置します。
2) Sender 側の/test インレットにLFO パッチのResult を接続します。
3) Receiver 側の/test アウトレットに "Image With String"と"Billboard" を接続します。
これで完成です。
Receiver のViewer で、Sender のLFO の値が出力されていますか?
出力されていない(0で固定)場合はネットワークの設定を確認しましょう。
「システム環境設定 > ネットワーク」
を開いて、正常なネットワーク(緑色)があることを確認してください。
これだけで、2つのコンポジションの間で、データのやりとりができました。
もう1台、Quarz Composer が動くMac を用意できる場合は、2つのコンポジションを別のマシンで動かしてみましょう。同一ネットワーク上にあれば、このままで問題なく動きます。
ここで、OSC パッチの設定を確認します。
「OSC Sender」、「OSC Receiver」それぞれのInspector 2枚目(⌘2 の項目)を開きます。
Sender にはIP Address として0.0.0.0 が設定されています。
これはブロードキャストアドレスといって、同一ネットワーク上の全ての端末が受信します。
Port Number 60000 はSender とReceiver で同じ値にします。(他のサービスと被らなければなんでも良いです。)
Max Frequency は1秒間に送信する回数の上限を設定します。
Receiver にはIP Address の設定はありません。Port Number のみ設定します。
この設定で、1つのSender から、同一ネットワーク上の複数のReceiver に対して値を送ることができます。
もし、A のマシンにはa の値、B のマシンにはb の値と、選択的に送る必要がある場合は、
OSC Sender パッチを複数使って、それぞれの宛先IP Address を指定します。
OSC Arguments として、予め用意されている /test は Float(浮動小数点)型のデータを送る事ができます。
OSC では、データを送る際、「アドレス」と「データ型」を指定します。
新たに自分で作る場合は、Inscpector 下部で「データ型」を選択し、「アドレス」を入力して、[+] ボタンを押します。
試しに、Index (整数)型の「/QC/int-test」を作成してみましょう。(アドレスは自分で決めます。必ず「/(slash)」で始まります。/iPhone/button1, /iPad/slider1 など、わかりやすいものをつけましょう。)
新しくできたインレット/アウトレットに先ほどのLFO を接続すると、整数に丸められた値が送られます。
以上が、Quartz Composer における、OSC の使い方になります。
2010年8月8日日曜日
QCWS #7 - その3
ツナガル・ツナガレ2篇:「みんなでカスタネット」
Arduino を使ったハードウェアのデモとして「有線式カスタネット」を作成しました。
客席のカスタネット(番号が振られている)を叩くと、スクリーン上で対応する数字が反応します。30回叩くと、花火のような爆発効果!
システムの制作は Make Tokyo Meeting などに Arduino を使った工作物を出展している TETRASTYLE が担当しました。
Arduino は当サイトでも紹介していますが、ソフトウェア感覚で簡単に使える、イタリア発のマイコンボードです。スイッチやセンサーなどを簡単にMac に接続できます。
おもちゃのカスタネットをスイッチに加工した(接点とケーブルをつけた)ものを30 個用意しました。
アップルストア3F の客席に配置するために、総延長150m 超の長ーい配線になりました。
Arduino とQuartz Composer の接続は、Ethernet Shield を使用し、OSC で飛ばしました。
(Arduino で OSC を扱うライブラリはrecotana 様 作成の物を使用しました。)
30 個のスイッチを読み取るには、PC 用のキーボードなどで使われているマトリックス・スキャン方式を検討しましたが、楽器としてのレスポンス、同時性にこだわり、3 台のArduino を使用しました。
3 台のArduino からそれぞれOSC を飛ばしても良いのですが、ネットワーク上でパケットが衝突することも懸念されるため、Arduino 同士はシリアルで接続し、親機から3 台分(30 個分)のスイッチON/OFF 情報を一括して送りました。
QCWS #7 - その2
ワークショップ#7 「ツナガル・ツナガレ2篇」の報告です。
前回のツナガル篇はMIDI やAJAX などを使ったデモを行いましたが、今回は OSC (Open Sound Control) を中心に、Quartz Composer と外部機器の接続を紹介しました。
OSC の設定方法などについては、別途紹介します。
OSC を一言でいうと、「Ethernet 版のMIDIみたいな規格」です。
MIDI も楽器に限らず、汎用的なコントロールに使われていますが、より柔軟かつ簡単に取り扱う事ができます。
iPhone / iPad で OSC を送信するアプリは多数ありますが、今回は定番の TouchOSC を使って紹介しました。
同じサイトにQuartz Composer 用の qcOSC というプラグインがあるのですが、これを使うと設定がとても簡単になります。
中盤は「レポート その1」にある様に、ゲストのヨシカワさん、エリーニョさんによるライヴ演奏に合わせて、Quartz Composer で演出を行いました。
後半はArduino (アルディーニョ?)を用いた自作ハードウェアとQuartz Composer の接続をデモ。
OSC 機器は自分で作れるのです。今回は「みんなでカスタネット」。
このとき使用したArduino の Sketch とQuartz Composer のComposition は公開準備中です。。
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