2013年1月27日日曜日

Kineme "GL Tools"を使ってみよう。

今日のBlogは、VJユニット"westronica"のKATO氏のQCネタです。
DJGJの半数はVJユーザーということも、最新の現場でQCを使い倒している、VJユニット"westronica"の話は
興味があります。(今後も定期的に、投稿してくれるとのこと、、多分 、、よろしくお願いします。
では、よろしくです。


初めまして。
westronicaというVJユニットのYoshihiro KATOです。
westronicaはVJ以外にも、各々がDJとしてイベントに出演したり、
トラックやリミックスを作ったりと様々な活動をしています。
(楽曲はSoundCloudで、映像のサンプルはVimeoで視聴することができます。)



僕はVJの素材を全てQuartz Composerで作成しています。
今日はGL ToolsというプラグインとGLSL Shaderパッチを使用した素材制作の事例を
ご紹介したいと思います。



Kinemeの"GL Tools"というプラグインを使っていますので
下記のサイトのProject "GL Tools"からプラグインをダウンロードします。

ダウンロードした"GLTools.plugin"は
ユーザライブラリ(Library)フォルダの下にあるGraphicsフォルダの中に
"Quartz Composer Patches"という名前のフォルダを新規に作り、そこに入れます。

このGL Toolsプラグインを追加することで、今回のサンプルで使用している
Kineme GL Polygon Modeパッチを使えるようになります。
Kineme GL Polygon Modeパッチはマクロパッチ(子要素を格納できるパッチ)で、
中に入れたオブジェクトのポリゴン表現をTextured, Wireframe, Pointsという
3つの状態にすることができます。
サンプル001aではPointsを使ってSphereの頂点のみを表示させています。
サンプル001bではWireframeを使ってラインのみを表示させています。


これにGLSL Shaderパッチを使ってポリゴンの頂点を歪ませる処理をしています。
具体的にはscaleOutという値を変化させることでバラバラに広げた状態から戻し、
結果的に「広がっているパーティクルが球体の形状に集まる」表現に見えるようにしています。

いかがでしょうか?
Kineme GL Polygon Modeの中に入れるオブジェクトをCubeやCylinderなど他の立体、
あるいは3Dモデルデータを読み込めば、その形状に戻ってくることが確認できると思います。
VJ素材用に作り込む場合にはAudioInputの値をscaleOutに入力して
音に反応してパーティクルが離散する、といった処理をすることが多いです。

質問などありましたらTwitterで@chaosgroove宛にお声掛けください。


テキスト:Yoshihiro KATO  




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